PDF パスワード復旧時間:RTX 4060 で R3・R4・R5・R6 を実測
拡張子 .pdf や AES-256 という表記だけでは時間は推定できません。同じ RTX 4060 で、256 ビット AES の R5 は R6 より大幅に高速でした。特定サンプルの測定であり、復旧期限の保証ではありません。
測定の条件
同じ公開本文と既知パスワードの単ページ PDF を RC4-40、RC4-128、AES-128、AES-256-R5、AES-256 で生成。ファイル名で推測せず、実際の暗号化リビジョンを読みました。
先に小さな辞書で既知パスワードを発見できることを確認し、その後 10 桁の数字マスクを試しました。既知値には文字と記号があるため数字範囲では意図的に見つかりません。Windows、RTX 4060、Hashcat 8.0.0、起動込み 18 秒の予算です。表は有効な速度出力の中央値で、経過時間全体の平均処理量ではありません。
公開デモ用パスワード: LabDemo42!
測定結果と除外した対照
R2 は pypdf で既知値を使って開けましたが、Hashcat の抽出・読込経路で token-length エラーが出ました。GPU 対照不合格のため速度は公開せず、R2 が復旧不能とも結論づけません。
R5 は有限な探索範囲を早く使い切り、速度の有効出力は 3 件。R3・R4・R6 は各 8 件です。長時間の熱安定性や複数 GPU の評価ではなく、ドライバー・カーネル・電力・他の負荷で結果は変わります。
| PDF リビジョン | 方式 | 既知パスワードによる対照 | 候補数/秒 | 速度の有効サンプル数 | 実経過時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| R2 | RC4-40 | 対照不合格のため速度非公開 | 未測定 | — | — |
| R3 | RC4-128 | 合格 | 25,183,010 | 8 | 19.91 秒 |
| R4 | AES-128 | 合格 | 25,162,006 | 8 | 19.97 秒 |
| R5 | AES-256-R5 | 合格 | 2,361,594,330 | 3 | 6.62 秒 |
| R6 | AES-256 | 合格 | 9,295 | 8 | 20.08 秒 |
候補範囲の時間を推定する
数字候補の全数を実測速度で割ります。待機・起動・描画・検証・転送は含みません。パスワードが範囲外なら、全部試しても見つかりません。推定を完了期限や成功確率と解釈しないでください。
鍵の長さが同じでもコストが違う理由
リビジョンは最終的な鍵長以外に、パスワード処理と検証の仕事量も決めます。AES-256 という見出しだけでは実装の毎秒候補数はわかりません。
即座に PDF を解除できた例は、既知パスワードを使ったか、印刷・コピー制限だけを処理した可能性もあります。本実験は空でない開くためのパスワードが対象で、権限制限の解除速度ではありません。
データの使い方
保護とリビジョンを特定してから予算を決めます。ヒントは候補集合を狭め、GPU はその集合を試す時間を変えます。高速な測定値でも、任意の長いパスワードを復旧できるとは限りません。
5 つの PDF をダウンロードし、指紋照合と既知値の陽性対照から再現してください。古い弱い暗号化は互換性研究用であり、新しい機密文書には推奨しません。
参考資料と追加確認
適用範囲と編集上の独立性
当社は復旧サービスも提供しています。実験には自作の架空ファイルだけを使用し、顧客ファイルは使用しません。結果は記載の環境・日付・サンプルに限られ、全体の成功率、検索順位、復旧保証を示しません。